今回ご紹介するのは、長倉顕太さんの『人生は38歳までに差がつく!』(イースト・プレス)です。
会社の福利厚生で書籍要約サービスを利用しています。そこでこの本が取り上げられていたのに興味を持ちました。長倉さんの本は以前『本を読む人はうまくいく』(すばる舎)を読んでいました。考え方がとてもしっくりとくる本だったのでこの本も期待をしながら読みました。
本書の中で繰り返し書かれていることとして、「最善の選択ではなく、選択を最善に」という言葉があります。これは私も普段から大切にしている考え方なのでとても気に入りました。誰しもあの時にこうしていればよかったなと思う選択があると思います。でもそちらではないほうを選んでいれば成功したかどうかはわかりません。それ以上に辛い経験をする可能性もありますし、それは誰にもわかりません。ならば私たちにできるのは選んだものを最善にしていく努力なのだと思います。私は現役時代も浪人時代も思うように勉強ができない時期があり、結局第一志望の大学に行くことはできませんでした。その結果行った大学も体調を崩し、中退することになりました。もっと工夫して勉強していればと思うこともあります。でもその結果起こった事実を今から変えることはできません。逆に考えるとそういう人生をたどってきたからこその出会いや経験もあります。起こった出来事が大切なのではなくて、物事をどう解釈して行動していくかが大切なのだと思います。
年齢を重ねると大切にする価値観も変わってきます。私の場合、この年になるまで健康というものが人生のテーマのひとつになるとは思っていませんでした。今は健康な体を第一にそれに仕事や趣味へとつなげていけたらいいなと思います。20代は好きなものへの一点突破でいいと思います。私もどうすれば読書の活動を自分のビジネスとして成り立たせることができるかを考えて行動をしました。今では無理をしてやらなくていいという考え方に至りました。安定して活動できる状態を維持しつつ、最低限生きていくための給料は仕事を通してもらえば良いと考えています。もちろん読書の活動が何らかの形で火がついたらそれに飛び込みたいと思います。偉くなりたいとか役職を得たいという希望はないものの仕事のほうでもチャンスがあれば深めていきたいという思いはあります。そういう意味でも本書で書かれている「0点を取らない」という考え方はとても大切だと感じました。
読み飛ばしかもしれませんが、「38歳」という区切りに具体的なメッセージは書かれていなかったと思います。人生はいつからでもやり直すことができるというのに私は懐疑的です。これまでの選択の積み重ねで今の自分ができています。適当な選択をしていいとは思っていません。それでもひとつの選択が決定打となって今後の人生を大きく左右するなんてことは案外少ないのだと思います。そういう意味でも人生において唯一の正解はないのだと思います。自分にとって可能な限りの最適な選択肢を取ることを大切にしつつ、その後の努力も惜しまずにやっていけたらと思いました。















