こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)と申します。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに、札幌ゼロ読書会の運営をしています。
また、ブログやSNS、ポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回ご紹介するのは、森山大道さんの『昼の学校 夜の学校』(平凡社)です。
写真家の森山大道さんが主に大学で行った質問形式の講義をまとめたものになります。
森山さん自身のことも話されていますが、写真論が中心となっています。
以前、ドキュメンタリー映画を観ましたが、「三沢の犬」と呼ばれる作品が私は特に印象に残っています。
モノクロで表現されており、新宿歌舞伎町のようなギラギラとしたネオン街のスナップを撮られているイメージです。
コンパクトなカメラを持っている様子からこのような写真家もいるのだと驚きを感じたのを覚えています。
学生に対するアドバイスで特に印象的だったのが量を撮りましょうということでした。
たくさんの量の写真を撮るところから質の良い写真が生まれてくるということです。
これは幡野広志さんの教えにも共通するところだと感じました。
初心者ほど一発で決めようとするけれどもたくさん撮ったほうがいい写真の枚数増えるとおっしゃっていました。
撮る枚数が少ないほど、いい写真も少なく結果として写真を撮らなくなってしまうということも聞きました。
また、写真は目に見えるものしか映すことができないという話が印象的でした。
なので作為的かどうかを除いても写真には撮った人が感じたことが自然と現れてくるのだと思いました。
多くの写真家さんの話を吸収してこれからも写真ライフを楽しんでいきたいと思います。