編者 寺田一清『森信三一日一語』(致知出版社)

こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の運営をしています。

また、ブログ、SNSやポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

 

今回紹介する本は、編者 寺田一清『森信三一日一語』(致知出版社)です。

修身教授録』(致知出版社)に代表される森信三先生の書物を読むのが好きです。

哲学者であり、教育者であります。

晩年には人として生きる道を説いていたという印象を受けます。

こちらの一冊は森信三先生に師事した寺田一清氏が見聞したものをまとめたものになります。

366日にわかられていますので、どこからでも楽しむことができます。

 

印象に残ったものをいくつか紹介します。

二月二三日

人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時にー。

 

二月二十四日

縁は求めざるには生ぜず。内に求める心なくんば、たとえその人の面前にありとも、ついに縁を生ずるに至らずと知るべし。

編者 寺田一清『森信三一日一語』(致知出版社)(p37,38)

森先生の言葉で一番好きです。

私は読書会をやっていますので、人との出逢いは多いと感じています。

参加してくださる方のタイミングが合わないとなかなか会うことはできません。

こればかりは仕方がないと感じています。

せっかく会えたということをこれからも大切にしていきます。

 

もうひとつ紹介します。

七月十日

足もとの紙クズ一つ拾えぬ程度の人間に何が出来よう。

編者 寺田一清『森信三一日一語』(致知出版社)(p116)

正直心がちくっとする部分があります。

ゴミが落ちているなと思っても、いつも拾っているわけではありません。

自分の中でもその拾う拾わないの基準はよくわかっていません。

それならば紙クズが落ちていると思ったら、拾うと決めてしまうほうが心が楽です。

そういう意思を持った人に別のところで何かしらの力というものが働いてくれるのかなと想像しています。

 

ひとつひとつの文章は短いので、森信三先生の最初の書物としてもお勧めしたいです。

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