水野仁輔『世界一ていねいなスパイスカレーの本』(グラフィック社)

こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の運営をしています。

また、ブログ、SNSやポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。

 

今回紹介する本は、水野仁輔『世界一ていねいなスパイスカレーの本』(グラフィック社)です。

カレーが好きで本を読む方なら水野仁輔さんのことをご存知の方も多いのではないでしょうか?

出張料理人としてイベントでカレーを振る舞っています。

食材をそろえるだけで気軽にスパイスカレーを作ることができるAIR SPICEの提供もしています。

また、カレーに関する著作は多数で、入門書から専門的なものまであります。

 

こちらの本はスパイスカレーの入門書になります。

スパイスカレーを作ろうと思ったときのハードルの高さのひとつは食材をそろえるところにあるとわたしは感じています。

わざわざそのために買ったものを使い残したら面倒だから作るの自体をやめてしまおうなんてこともあるかもしれません。

この本は載っているカレーのレシピは大きく7種類あります。

スパイスも似たようなものが多いので、安心して買って良いかと思います。

 

実際に私も作ってみました。

基本のチキンカレー

基本のバターチキンカレー

下準備を除いて工程が3つに分けられています。

炒める、スパイスを入れる、煮る、です。

またそれぞれの工程の中で「ひと手間だけど格段においしくなる技を伝授」してくれる「てま水野」と、「今まで秘密にしていた必殺テクニックを教えます」という「ずる水野」があります。

使えるところはどんどん使っていけたらと思います。

 

あとがきで、「おいしいカレーを作ることは、登山と似ています」と述べられています。

私は高校時代山岳部でした。

山頂からの景色の楽しみは山頂まで歩いた人にしかわかりません。

ヘリコプターで山頂に下されてその景色を見たとしても同じ感動にはならないでしょう。

札幌にはスープカレーという食文化があります。

スープカレーと区別をするようにルーカレーと呼ぶこともあるくらいです。

最近ではスパイスカレーのお店も増えてきました。

お店で食べるカレーというのはそれで素敵な体験であります。

そこに自分で作って食べる楽しみが加わるともっとカレーのことが好きになるような気がしています。

これからもカレーライフを楽しんでいきます。

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