私は旅行が好きです。
幼いころは家族旅行に連れていってもらっていました。ひとりで行動できるようになってからは頻繁ではないものの、連続した休みがもらえたときなどは道外への旅行などを楽しんでいます。
海外には行ったことがないので想像をするしかありません。
2025年の文学フリマ札幌で、みたにえみこさんの『景色は続く』に出合いました。
アフリカのカイロからケープタウンまでの道のりを縦断したツアーの記録です。
日記形式で書かれており、旅を追体験することができました。
アフリカでのキャンプは想像するしかなく、砂漠であり、暑さというよりも夜の冷えの記述が印象的でした。
当然ながら国が違えば文化は異なります。
日本では当たり前であったことが外国となると異なってきます。タクシーに乗ったときのチップの話が印象的でした。日本を始めとするアジア圏はチップ文化とは遠い傾向にあります。なのでタクシー料金にはあらかじめチップ料が乗せられる場合があるということです。そこで困ってくるのが支払いです。提示された料金に上乗せするのか、提示をされた料金を払うのかは悩ましいところです。みたにさんのケースでは多い分は取っておきなさいと戻されたとのことで良心的なドライバーであったということでした。
私が海外旅行にチャレンジできていないひとつの理由にトラブルへの対応能力の低さがあります。
国内旅行であっても公共の交通機関にうまく乗れているのか常にひやひやとしています。外国になれば乗り物への乗り方も異なるでしょうし、行き先が読めないなんてことがあるかもしれません。そういったことを考えると尻込みをしてしまうのです。
大学の教室かどこかの壁に「日本しか知らない者は日本さえ知らない」というような言葉が掲げられていました。外に出てみることで日本という国がどのように捉えられるか考えてみるきっかけになるのかもしれません。
文学フリマで出される本は装丁が簡易的なものとしっかりとしたものに二分されると感じました。装丁がしっかりとしたものは出版社や編集を専門とする人が関わっている傾向が強いと感じました。もちろん個人で編集までやるのも楽しみのひとつだと思うのでそこを否定しているわけではありません。『景色は続く』は個人名義でつくられている本であるものの、ブックデザインが整っていてとても読みやすかったのも好印象でした。















