自分の体験と結びつける

今回ご紹介するのは、松浦弥太郎『アイデアの毎日』(三笠書房)です。

松浦弥太郎さんの本を好んで読んでいます。
過去のエッセイを読んでも古さを感じることなく、気づきを得ることができます。逆に、新刊を読んでも新しさのなかにどこか懐かしさのようなものを感じます。

このエッセイは松浦さんが日々の中で感じたアイデアをまとめたものになります。
私は日々生活を送るなかで良いアイデアを思い浮かんでも、後から思い出せないことがあるのでしっかりとメモを残しておかないといけないなと思いました。

私は3月で34歳になり、それなりに経験を積んできました。
この本を読んで感じたのは松浦さんのアイデアがこれまでの経験や他の方が話してくれた内容と結びつくことが多くあるということでした。その多くは先生と呼ばれる方々でした。朝礼のたびに繰り返し同じことを言っているなぁと当時はそこまで気を留めていなかったことが今になって大切なことだと理解することができています。

年齢を重ねると教えられる立場になるというのは少なくなっていくと思います。
むしろ自分より下の世代のほうが詳しい分野も増えてくると思います。そういうときにかつて松浦さんがIT業界に飛び込んだ素直な態度で接することを忘れずにいたいです。

特に印象に残ったところを紹介します。

でも人生というのは、早く何かを成し遂げる人もいれば、晩年に成長する人もいます。それに結局、人生はひとり旅。一生の長さだって違うし、スタートもゴールも違います。たまたま自分の前を歩いている人がいたからといって、その人と自分の歩いているのは違う人生なのです。そう考えれば、競ったり落ち込んだりしてもしょうがないことだと気づくでしょう。

松浦弥太郎『アイデアの毎日』(三笠書房)(p213)

無意識でいるとついつい人と比べてしまいます。
学生のころは学力であり、社会人になってからはどこの企業で働いているとか、年収とか挙げるとたくさんあります。でも何に幸せを感じるかは個々人で違うものなので比較することに意味はないのだと最近になって気づきました。自分が歩む道は自分で選んで、時には道を変えてもいいし、休憩をしたっていいんだなと思いました。

「迷ったときは、正しさよりもやさしさを選ぶ」も大切にしたい言葉です。

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