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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会の運営をしています。
また、ブログ、SNSやポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回紹介する本は、キム・イナ(たなともこ 訳)『わたしたちの心をつなぐ ふつうのことばたち』(イーストプレス)です。
おすすめされて読みました。
元々は読書習慣を身につけたいという職場の後輩に私がアドバイスをするという立ち回りでした。
のはずが、本屋さんでおもしろそうな本を見つけましたとこちらの本を教えてもらいました。
著者のキム・イナさんは韓国で作詞家、ラジオDJとして活躍されているそうです。
K POPをたまに聴くことがあっても熱心と呼べるほどでもありませんので、作詞されたものを聴いてみようと思います。
私が音楽でまず重視するのはメロディです。
どんなに歌詞が素晴らしかったとしてもメロディが馴染めないものは何度も聴こうとは思えません。
その次に着目するのが歌詞です。
歌詞に共感できるものがヘビーローテーションする歌へとなっているような気がします。
それだけ歌に占める歌詞の割合はなんだかんだで大きいものです。
言葉に対してどれだけ感性を鋭くできるかどうかが大切なのだと感じました。
同じような今の言葉でも発音のされ方によって伝わると印象というものは大きく異なります。
また、ひとつの言葉についてどれだけ深く考えているかどうかが実際の歌詞や文章として用いたときの伝わり方に大きく関わると感じました。
人は言葉を通して想いを伝える生き物です。
ならば言葉に対する感覚というものはどんどん磨いていくべきだと思いました。
普段何気なく使ってある言葉を少し掘り下げてみて考えるだけでも、少しずつ想いは伝わりやすくなるのではないかと思います。
印象に残ったところを紹介します。
「適当に嫌われて、確実に愛されよう」。
嫌われるほどの勇気がない人にもおすすめしたい、私の人生観だ。
キム・イナ『わたしたちの心をつなぐ ふつうのことばたち』(イーストプレス)(p022)
「嫌われる」の題で書かれている項目のところです。
2:6:2の法則というものがあります。
自分のことを好いてくれる人、ふつうの人、嫌う人の割合です。
割合が変わらないということは、嫌われる人の数も増えていく意味になります。
自分のことを知らない人が否定的な目で見るのは当然であり、諦めることも大切だと感じました。
そこで出てくるのが、適当に嫌われて、確実に愛されるということです。
抽象的な話で難しく感じるところもありましたが、手に取ることができてよかったです。