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今回ご紹介するのは、ジェーン・スー×桜林直子『過去の握力 未来の浮力』(マガジンハウス)です。
ある日本屋B&Bでの出版イベントにジェーン・スーさんが出られることを知りました。
ジェーン・スーさん『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮文庫)を以前読んで楽しんだ記憶がありました。
イベントで話を聞けるのが面白そうだったので申し込みました。
それをきっかけに知ったのが本書となります。
ポッドキャスト番組「となりの雑談」で話されたことが元になっており、書き下ろしもあります。
ジェーン・スーさんはコラムニストでラジオパーソナリティもやられています。通称はスーさんです。
桜林直子さんは菓子業界から独立したのちに文筆業をスタートし、「雑談の人」の肩書きでも活動されています。通称はサクちゃんです。
そのようなスーさんとサクちゃんの雑談をとなりで聞いているような感覚の番組であり、本です。
本や番組に触れるなかでどう生きていくかとういうざっくりでありながら考え続けたいテーマに触れている印象を受けています。
触れていて思うのはふたりとも思考の癖やタイプが違うところがあるということです。
当たり前といえば当たり前の話です。
互いの違いを認めた上で「それってどういうこと?」と理解が進んでいく様子がいいなと思いました。
ふとした瞬間に過去の嫌なことを思い出してしまい、暗い気持ちに引き摺り込んでいきそうなものもありますし、そのことを考えていれば自然と気分が回復していくようなことはきっと誰にでもあると思います。
大事なのはそれらを俯瞰して見ることができる能力だと思います。
例えば、仕事で悩むようなことがあったとしても、それが会社全体から見るととても小さなことであったり、周りの協力を得たりすることで解決に近づくなんてことも多々あると思います。
すぐにできるようにならなくてもいいので少しずつ明日を生きるのが少しでも楽になる術を身につけることができたらいいなと思います。
特に印象に残ったのは「26 再設定・ライツ・カメラ・アクション」です。
私たちは自分の物語を生きています。
主人公は自分自身であり、物語の設定は自分で変えることができます。
どこに光を当てるかも、どのような視点から見るかもどう行動するかも選ぶことができます。
みんながそれぞれの人生の主役であることを尊重する姿勢が大切だと学びました。
対談イベントも楽しかったです。
最後には記念写真ならぬ記念スクショタイムもありました。
ポッドキャスト番組はまだまだ続いていくのでこれからも楽しんでいきます。
本書は、自分の未来を明るくするための力を教えてくれる一冊でした。