今回ご紹介するのは、星野真里さんの『さいごにきみと笑うのだ』(小学館)です。
副題として「ふうかと紡ぐ ふつうの日々と ふつうじゃない幸せ」とあります。
文化放送の番組『武田鉄矢・今朝の三枚おろし』を毎週月曜日にポッドキャストで聴いています。
そこでこちらの本を元に武田鉄矢さんがお話しされていました。
本の著者は俳優の星野真里さんです。
武田鉄矢さんが出演されていた『3年B組金八先生』で、金八先生の娘役を演じています。
私の自宅にはテレビがありませんので見ることはできませんでしたが、2026年の24時間テレビでマラソンランナーを務められました。
星野さんの娘さんは先天性ミオパチーという難病を患っています。今のところ根本的な治療法は見つかっていません。「ふつう」の子と成長のスピードが違うのは大きな心配になるでしょう。でもそれを誰かと比べることなくその子の成長として見つめている印象を受けました。病気を受け入れるというのは子にとってもそうですが、親にとっても大切なことです。受け入れることができれば、そこからどうすれば良いか考えることができます。そうして一歩ずつ前に進むことが大切だと感じました。
印象に残ったエピソードを紹介します。
娘さんは車椅子で生活をしています。あるとき娘さんと星野さんで公園に行きました。娘さんが一人で公園をぐるっと一周して来るから待っててと言われた星野さんは心配でしたが、それを受け入れ待つことにしました。時間の経過から不安になっていたときに園内アナウンスで「車椅子に乗った迷子がいる」というのを聞き、驚きました。星野さんはこの迷子になった出来事をうれしかったこととして思い出になっています。ふつうであれば迷子になるというのは避けたい困るような出来事です。しかしそれが普段から車椅子に乗って一緒に生活している子ではそうそう起こらないことです。そういった経験ができたことに成長を感じられうれしかったと述懐されていました。
病気や障害に関係なく安心して生活できる社会が理想です。
私はフルタイムでの勤務をしていますが、精神疾患の治療を続けています。いつ体調を崩すかもわかりません。だからと言って社会的弱者でいいとは思いませんし、そうではありたくないです。どれだけお金を稼ぐとか裕福な生活をするとかではなく、精神的なゆとりを持って生活をしていきたいと思いました。
そのような意味で支え合いが大切になります。
それは声を上げることも大切ですし、小さな声に耳を傾ける姿勢も大切です。何かやってくださいではなく、自分たちに必要なものは他の誰かも大切にしていると視点を変えることも大切だと感じました。娘さんは細身であるため既製品の下着が合わなかったそうです。そこで星野さんはfôôit (フーイット)というブランドを立ち上げました。こういう行動がきっと声には出せていなかったけど、困っている人を救っていくのだなと思います。
タイトルに込められた意味もいいなと思いました。
「さいご」には1日の最後であったり、一生の最期とも読めます。生きているとどこかで区切りをつけながら生きています。そのそれぞれの「さいご」の瞬間を良い状態で終えることは大切だなと思います。そうやって充実した毎日を過ごせればと感じました。















