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今回ご紹介するのは、蓬台浩明さんの『フィンランドでお神輿を』(プレジデント社)です。

私は読書会を運営しているので、場づくりの参考になればとお借りして読みました。蓬台さんは、静岡県浜松市の都田で建設会社を経営し、家づくりだけでなく地域創生にも力を入れています。彼は、日本とフィンランドの国交100年を祝うイベントとして、フィンランドで神輿を担ぐという催しを成功させた人物です。本書では、その成功に至るまでの道のりや彼の生い立ちが描かれています。

日本の価値観を大切にすることは重要ですが、他国から学べることも少なくありません。蓬台さんは、学生時代にワーキングホリデーで訪れたオーストラリアや旅行で訪れたフィンランドで、新たな価値観に触れる機会を得ました。そうした経験が、彼の後の活動に大きく影響を与えたのです。

蓬台さんは、三年で独立を目指して転職した建設会社でそのまま働き続け、社長となります。その際、自分の価値観を振り返り、「夢」「愛」「自由」というキーワードにまとめました。そして、それらの頭文字を取り、複数形の「s」をつけて「DLoFre’s」というブランドをつくります。

会社を経営することのすべてがもちろん順調だったわけではありません。うまくいかないこともあったでしょう。しかし、彼は理念を共有できる仲間と働くことの重要性を強調しています。たとえ意見の衝突があったとしても、同じ目標を共有していれば、その衝突も前進への一歩となるのです。何のために議論しているのか、どこで行き詰まっているのかを冷静に把握することが大切だと感じました。

印象に残った箇所の一つを紹介します。

大切なことは小手先のテクニックではなく、素直な心や真摯な姿勢で相手と接することだと。またそのような心を持ち、生きていくことが重要なのだと。

蓬台浩明『フィンランドでお神輿を』(プレジデント社)(p111)

仕事をしていると、どうしてもテクニックに頼る場面が出てきます。結果が数字で示されないと、焦りや不安が募ることもあります。しかし、まず考えるべきは、どれだけ相手のことを思いやれているかではないでしょうか。お客様のことを最優先に考える姿勢が大切です。そのためにも、まず自分自身をよく知ることが必要だと感じます。

私は現在、読書会をひとりで運営しています。この規模であればひとりでも問題なく続けられますが、今後は私の考えに共感してくれる仲間が増えたら嬉しいなと思っています。そのためにも、発信活動を続け、少しずつ共感の輪を広げていきたいです。

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