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2024年8月31日に東京で開催された写真家・幡野広志さんのワークショップ「いい写真は誰でも撮れる その2」に参加しました。以前から行きたいと思っていたので、8月の日程が公開されたタイミングで「ここしかない!」と思い、すぐに申し込みました。申し込んでからは、ワクワクする日々が続きました。
当日の朝、会場近くのカフェで時間を潰してから向かいました。会場に着くと、私が一番乗りでした。部屋に入ると、stand.fmでよく聞いている幡野さんの声が聞こえ、「札幌から来ました」と伝えると、すぐに「札幌のどのあたりですか?」と質問されました。その後、話は自然にジンギスカンや旭川の焼き鳥屋さんの話題へと広がりました。ちなみに、ワークショップ終了後に持参した『写真集』(Hobonichi Books)にサインをいただいた際、「私も3月1日生まれです」と伝えると、「早生まれは不利ですよね」とスポーツ選手の誕生月の話になりました。相手に合わせた話題の広げ方が非常に印象的で、幡野さんの豊富な知識やコミュニケーション能力に感心しました。興味や好奇心が相手との対話を深める基本だと改めて感じました。
ワークショップの内容は、書籍『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』(ポプラ社)にまとめられていることもあり、既に本で読んで知っていることもありました。しかし、直接聞くことで理解がさらに深まった部分や、本には書かれていない新たな知見を得ることもでき、大変有意義でした。
最大の学びは、「いい写真を撮ろうと思ったら、写真の技術を学ぶだけでは足りない」ということでした。むしろ写真を撮る技術は学ぶ必要がないと。学ぶなら誰から学ぶことも大切だと補足されていました。幡野さんがおっしゃっていた「いい写真とは伝わる写真」という言葉が強く心に響きました。これは写真に限らず、文章でも同じだと感じます。受け取った人がどう感じるのか、被写体となった人やモノがどう受け取るのか。そこまで考えた上で向き合うことが大切だと思いました。写真を「うまく」撮ろうとするのではなく、見たものをそのまま中心に置いて撮ることが重要です。「いい写真」を撮るためには、自分が何に目を向けているのかを常に観察することだと感じました。
ワークショップを受けてからまだ1週間も経っていませんが、日常で物を見る視点が変わったことを実感しています。仕事中にカメラを持っていなくても、「今、自分はこういう視点で眺めているな」と意識するようになりました。何を見るかは、何に感動するかとつながっています。だからこそ、撮影技術以上にさまざまなことに関心を持つことが、写真における「見る目」を育てると感じました。そう考えると、あらゆることを学ぶことが写真に生きるということに気づかされました。写真に加えて他の趣味や興味を持つことで、どんどん世界が広がっていくと感じています。これからの自分に対して、大きな期待とワクワク感を抱いています。
ワークショップに参加できたことに心から感謝しています。幡野さんをはじめ、アシスタントの狩野さん、書籍編集者の辻さん、and recipeの小池さんに改めてお礼を申し上げます。
ヘタでも「いい写真」を目指して、これからも頑張っていきます!