『致知 2024年10月号』(致知出版社)

人間学を学ぶ月刊誌である『致知』を定期購読しています。この『致知』の記事を元にした読書会は木鶏会と呼ばれています。その中でも35歳以下の若手で構成されるものを若獅子の会と言います。そこでは事前に課題文をもとに感想文を書いています。若獅子の会では感想文をシェアして良かったところを美点凝視の観点からフィードバックをします。そこで発表した課題文をこちらにアップします。月刊誌『致知』興味のある方は致知出版社から見本誌のプレゼントもありますので、気軽にご連絡をお待ちしております。

2024年10月号 特集『この道より我を生かす道なし この道を歩く』を読んで

今回の特集テーマは「この道より我を生かす道なし この道を歩く」であった。武者小路実篤の言葉として紹介されていた。覚悟を決めて前を進み、後ろを振り返ることをしない。そのようなイメージをした。

それを考えると私は迷いながら一歩一歩足を進めている感覚がある。これで行こうと決めてもやっぱりいいのだろうかと頭によぎり方向転換をすることが多い。思い通りにいかないから人生とも言えるし、もっとスムーズに物事が進んでほしいと思うところもある。

この言葉は初志貫徹という言葉がとても当てはまると思った。その初志貫徹が私にとっては苦手なのかもしれない。大学浪人をして予備校に通わせてもらったが第一志望の大学に合格することはできなかった。今振り返るとそれが全力だったのか問われるとなかなかそうとも言えないところが恥ずかしながらある。決意を新たに通うことになった大学も病気が原因で中退をすることになった。いわゆる学生の頃の夢には全くと言っていいほど届かなかった。それに関してはこれからどうこうなるものでもないので割り切っている。

それに対して今はどうか考えてみる。大学中退となった病気の治療は現在も服薬という形で続けているものの日常生活に支障を与えることなく働くことができている。アルバイトからスタートした仕事ももう少しで10年を迎えようとしている。社会人になってから趣味の一つとして参加を始めた読書会も今では自分で開催をするようになり開催回数は150回を超えている。どちらもすごく大きなことを目標にして続けているわけではない。言ってしまえばなんとなく続けていることの結果なのかもしれない。それでも続けていることで自分自身の成長につながり、過去の自分が見ても恥ずかしくない姿だと思える。進学校と呼ばれる高校に通っていたので周りと比べるとどうしても自分が見劣りしていると感じてしまうことがある。ただ、それをしたところで何も意味のあることにはならないと最近感じている。大事なのは自分がどういう思いで自分の道を進んでいるかなのだと思う。

王貞治氏が道場六三郎氏との対話の中で人生で一番大切なものとして「人」と答えていた。想いがあってこそ物事は動き、そのためには人に感謝をすることと説いていらっしゃった。自分の人生を振り返ってみても多くの人との関わりがあった。人に感謝をするという当たり前の言葉だからこそ意識をして「ありがとう」の言葉を伝えていきたいと思う。

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