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人間学を学ぶ月刊誌である『致知』を定期購読しています。この『致知』の記事を元にした読書会は木鶏会と呼ばれています。その中でも35歳以下の若手で構成されるものを若獅子の会と言います。そこでは事前に課題文をもとに感想文を書いています。若獅子の会では感想文をシェアして良かったところを美点凝視の観点からフィードバックをします。9月の定例会は参加できませんでしたが用意していた感想文をアップします。月刊誌『致知』興味のある方は致知出版社から見本誌のプレゼントもありますので、気軽にご連絡をお待ちしております。
2024年9月号 特集『貫くものを』を読んで
今回の特集テーマは「貫くもの」であった。この言葉を見たとき、私は「果たして何か一つでも貫くことができただろうか」と自問した。大学受験に失敗し、浪人生活を経たが、再び志望校には合格できず、別の大学に進学した。しかし、その大学も病気が原因で中退せざるを得なかった。進路を着実に歩んでいる同期と自分を比べると、やりきれない気持ちになることもある。
「何かをやり遂げた」「貫いた」と感じられるのは、明確な目標をもち、その成否がはっきりしたときだろう。ジャパネットたかた創業者の髙田氏は、「一生懸命に取り組んでうまくいかなかったら、それは失敗ではない」と講演会で語ったという。その言葉にあるように、どれだけ一生懸命になれるかが重要であり、目標に向かう中での困難は必ず糧になると感じた。
目標を立てると、どうしても結果にばかり目が行ってしまう。特に期限が定まっている場合はなおさらだ。時には、諦めた時点でそれが期限となることもあるだろう。しかし、iPS細胞研究を続ける金子氏のように、歩みを止めない姿勢も大切だと感じる。
目標や手段は変化して良いものであると、ある本に書かれていた。しかし、その目標を変更するときには慎重さが求められる。それは、これまで目指してきた方向性を変えることだからだ。
私の生き方のモットーは、「よりよく生きる、ていねいに」である。具体的に成し遂げたいことがあるわけではないが、昨日より今日、今日より明日と前進する生活を送りたいと思っている。そして、その中で出会うすべてのことに一つひとつ丁寧に向き合いたいと考えている。そうすれば、自然と誰かと比べることなく、成長を続けられるのではないかと思う。
これからも、心のしなやかさを保ちつつ、自分の心を大切にして、自分の道を貫いていきたい。