「磨すれども磷がず」の精神で初心を貫く

『致知2025年5月号』(致知出版社)の特集テーマは「磨すれども磷がず」でした。

総リードには「本当に堅いものはいくら磨いても薄くはならない、という意味である。言い換えれば、真の志を持っている者はどんな抵抗障害にあっても、その志は薄くはならない」と述べられています。

これは『論語』に登場する言葉です。

私は毎日少しずつ論語を素読しています。

何度も読んでいると耳馴染みの良い言葉が増えていく感覚があります。

まずはこれからもコツコツと論語の素読を続けていこうと思いました。

 

総リードを書かれているのは『致知』の発行人でもある藤尾秀昭氏ですが、この言葉で思い出す人としてイエローハットの鍵山秀三郎氏を挙げられていました。

掃除を道と呼べるくらい行うことによって運命を切り拓いてきた方だと私は認識しています。

思うような結果を得ることができなくても凡事徹底の姿勢で行うことにより、徐々に周りの人を巻き込み社風へとつながっています。

一見すると見逃してしまいそうですが、「二十年たった頃には」社員ほぼ全員が手伝うようになり、とありました。

今、自分が何かを始め続けることを考えたときに二十年間続けて成果を出そうと思えることはあるのだろうかと思いました。

おそらく鍵山氏はそこまで考えていなかったのだろうと思います。

掃除をすることが会社にとって良い影響を与えることだと考えたから始めたのであり、30年が経ち社風へと結びついたのは単なる結果なのだろうと思います。

自分が良いと考えて続けたほうがよいと思ったことはそれだけで価値のあるものなのだろうと思います。

もしかしたらどこかのタイミングで挫折してしまうこともあるかもしれません。

しかし、そういうときには何のために始めようと思ったのかという動機やきっかけを思い出して、また始めればいいのだと思います。

今は会社に属さず個人で働くというのも広がりを見せています。

会社に属しながら個人での活動をするという人もいます。

どこまでをチームとして考えかは人それぞれです。

身近なチームから少しずつ影響を広げていけるように自分の意志を明確にし、行動を続けていくことが大切だと感じました。

読書会情報

読書会の情報は お知らせ をご覧ください。

募集の案内はLINEでも行っています。

月初に読書会情報を配信しています。

申し込みはLINEからお待ちしています。



LINEの友だち検索「@pgc8174h」でも出てきます。

LINE オープンチャットへのご参加はこちらからどうぞ!

Facebookオンラインコミュニティはこちらから

音声でも本の紹介をしています

書いている人


『うつせみ』を読んで考える、外見の美しさについて

第146回 読書会「本の話をしよう」開催報告

関連記事

  1. 致知2021年2月号 対談『七千人の小児の命を…

    2021年2月22日に開催された「致知若獅子の会」に参加をしました。20…

  2. 致知2022年11月号 特集「運鈍根」

    こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。読書セラピストとし…

  3. 『致知 2024年7月号』特集「師資相承」

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。「…

  4. 『致知 2024年11月号』(致知出版社)

    人間学を学ぶ月刊誌である『致知』を定期購読しています。この『致知』の記事…

  5. 【致知若獅子の会2022年7月】『国語を忘れた民…

    こんにちは、井田祥吾(@shogogo0301)です。読書セラピストとし…

  6. 2020年5月致知若獅子の会定例会に参加をしまし…

    2020/05/25に開催された致知若獅子の会定例会に参加をしました。若…

  7. 不惜身命 但惜身命

    こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。読…

  8. 死ぬまで学び続ける覚悟を持つ。

    2024年1月22日にオンラインで北海道致知若獅子の会が開催されました。…

PAGE TOP