読書会の開催を始めたのが2017年4月ですので、丸8年が経過したことになります。
いろいろなやり方を試してみましたが、最近は本を紹介して交流を楽しむ「本の話をしよう」と課題本読書会に落ち着いています。
私自身がそうであったようにまだまだ読書会の存在というものを知らない人が多いと思います。
本が好きな人が100人いたら10人に読書会の存在を知ってもらえればいいかなと思いますし、実際に参加申込するのはそのうちの1人くらいじゃないかと思っています。
本を読むのは孤独な行為ですが、本を読んだことを誰かに話すことはそれだけで貴重な経験となります。
かっこいい言い方をすればアウトプットを意識することで血肉となる、といった感じでしょうか?
面と向かって言われることはなかなかありませんが、私に会いに来てくれるというのはとてもうれしいことです。
でも、私の読書会における役割は進行役であって、読書における先生ではありません。
これはワンツーマンで行っているふたり読書会を行うときにもお伝えしています。
私の感じたことをお伝えすることはできますが、それが正解とは限りません。
本を媒介としてあれこれ話す場を提供する役割だと思っています。
なので、ついつい私が喋り過ぎてしまったときというのは帰り道に反省をしています。
できるだけ空気のような存在になり、話が活発になるように努めています。
主催者の数だけ色が出るのが読書会の魅力でもあります。
主催者や開催場所が違うだけで集まる人も雰囲気も変わってきます。
性別や身分関係なく、本を間に置くことによって対等に話ができる場所をこれからも提供していきたいと思います。