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「どうやったら本を使ったビジネスが展開できるでしょうか?」

以前このような相談をしたことがあります。

かれこれ3年続いている読書会をどのようにしたら、ビジネスに転換できるのかということでした。

札幌で「本を語る、人と繋がる」をテーマに読書会を開催しています、本のチカラで癒しを与えるビブリオセラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

本屋さんの利益構造は?

といっても私は本を書くような作家ではありませんし、本を売って生計を立てている本屋さんでもありません。

一人の本好きの読書家にすぎません。

本屋さんの利益構造というものが結構大変なことも知っています。

日本の本屋さんには再販制度というものがあります。

本は売れなかったら送り返すことができるのです。

悪しき風習という声もありますが、これのおかげで地域格差なく、全国どこででも同じ値段で本を買うことができるのです。

しかし、個人でやる以上、この薄利多売のシステムではむずかしいところがあります。

そもそもなんで本のビジネスを考えたか?

なぜ本のビジネスを考えたかというと、単純で本が好きだからです。

ラーメン好きがこうじて脱サラしてラーメン屋さんを開く感覚に似ているのかもしれません。

もうちょっと深掘りをしてみると、本が好きなのは、本によって救われたという過去があるからです。

本にはまったのは高校生のときの電車通学で時間を持て余していたのがきっかけでした。

英単語の勉強に飽きていまい、いろいろな本を読むようになりました。

大学を病気が原因で中退したときも、自分の病気に対する理解を深めるために勉強しました。

そこで学んだことを実践していくうちに自然と体調は良くなりました。

私が本を多くの人に広めたい理由はこのように自分が本によって救われた体験を多くの人にも体感して欲しいからです。

一冊の本との出合いが人生を変えるかもしれません。

一冊と言わず、たった一行でも自分の琴線に触れる言葉に出合えたら、それだけでも幸せなことだと思います。

そう考えると私が目指すべきは、本を売ることで利益を生むのではなく、本を読んでよかったという体験を伝えることなるはずです。

この辺りの感覚は、「本を読んだその先の体験を提供する」という天狼院書店にも似たところがあります。

私にとっての本は、「心を豊かにしてくれるもの」です。

本を読む楽しさを多くの人に伝えられるようにこれからも努めていきたいと思います。

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