私が生きている間はおそらく資本主義経済が続くと思っています。
そうなってくると生きていくにはお金が必要です。なのでお金を得るためには仕事をする必要がある、と考える人に読んでもらいたい一冊があります。
浅生鴨さんの『選ばない仕事選び』(筑摩書房)を読みました。
本屋B&Bのオンラインイベントをきっかけに本を手に入れました。冒頭に挙げたお金のために働くというのは間違いとは言い切れないもののそれが全てではないと私は思っています。少なくとも労働という苦しいものの対価としてお金を得ているとは思っていません。
浅生鴨さんは作家や広告プランナーとして活躍されています。
それらの仕事は「選ばれてきた」ものであるとおっしゃっています。「仕事を選んだのはなく、仕事に選ばれる」、この表現がなかなか印象的でした。
ちくまプリマー新書は中高生向けに書かれたものが多いですが、現役で働いている人にとっても働く意味を再確認するうえでおすすめをしたいです。
私はこれまで多くの仕事に関する本を読んできたので、そこまでの意外性はありませんでした。それでもこういう視点から捉えることもできるんだという発見がありました。学生の時はどうしても進路選択がつきまといます。どんな仕事があるかわからないのに将来を考えろと言われて、なんとなくの選択をし、仕事をすることになります。
仕事と職業というものは厳密に考えると違うというのが発見でした。大抵の職業には、その職業特有の行動があり、それが仕事ということです。それで考えると何をしているかよりもどういう心構えで仕事に向き合っているかが大切な気がします。もっといえばどういう自分でありたいかを考えておくことでそれにマッチした仕事に出合うことができるのだろうと思いました。
小さな頃に思い描いた「将来の夢」が叶う人はほんの一部だと思います。
でもそもそもその質問は与えられたから答えなければいけないものだったのかもしれません。これまで自分が生きてきた範囲でしか物事を考えることができないのになりたい職業・やりたい仕事を考えさせる意味ってそんなにないのかもしれません。
私は研究職に興味があり、その分野で大学を選びました。病気により中退をしてその療養過程で運動の大切さを知り、健康産業に携わりたいと思うよになりました。私はカラダを動かすのは好きですが、体育が得意で合ったわけではありません。でも、だからこそ伝えられることもあるのかなと考えています。どんな仕事にもやりがいはあると思います。考え悩みながらもやりがいを感じる仕事に選ばれているのだなと感じました。
これからも仕事に向き合い、役割を全うしていきたいです。















