『木曜日にはココアを』で心がホッと温かくなる。

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「本を語る、人と繋がる」をテーマに札幌ゼロ読書会を主宰しています、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)です。

 

今回は、本の紹介です。

紹介する本は、青山美智子さんの『木曜日にはココアを』(宝島社文庫)です。

読友さんの紹介で知りました。

読みたい本として図書館に予約登録してあり、やっとの順番がやってきて読みました。

順番なんか気にせず、もっと早く出合って読んでおきたかった、そんな気持ちになる暖かな作品でした。

物語の起点は「マーブル・カフェ」です。

まさしく好青年なんじゃないかと思わせる「僕」からスタートします。

木曜日の午後3時に決まってやってきてホットココアを注文する彼女のことを「ココアさん」と心の中で呼びます。

そこから短い話の中で出てくる人たちが数珠繋ぎのように交わり合い、場所を東京、シドニーと変えながら進められていきます。

著者の青山美智子さんはシドニーの日系新聞社の記者として勤務されていたこともあり、その知見が活かされているようです。

接客業をしているとお客さんの名前がわからないので勝手にニックネームをつけるなんてことがあるかもしれません。

逆に店員さんの名前を知らないけど、いつも見かけるから同じようにニックネームをつけるなんてこともあるかもしれません。

どちらもお互いにとって意識する関係であり、その場所がお互いにとって好きなところであり、元気になれる場所ほどよいことはないなと思いました。

12編の短編から構成されていますが、全てに色があしらわれています。

途中で出てくる色の心理テストは試してみたいなと思いました。

わたし自身、この作品のラストをいつもの好きなカフェで読むことができてよかったです。

桜の咲くころにまた読みたい作品です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは、よりよい一日をお過ごしください。

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