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こんにちは、読書セラピストの井田祥吾(@shogogo0301)と申します。
「本を語る、人と繋がる」をテーマに、札幌ゼロ読書会の運営をしています。
また、ブログやSNS、ポッドキャスト等の発信活動を通して、本の魅力や読書の素晴らしさを伝えています。
今回ご紹介するのは、ズンク・アーレンス『メモをとれば財産になる』(日経ビジネス人文庫)です。
私は比較的メモを活用しているほうかなと思います。
裏紙をA6サイズに切り、クリップで止めたものを持ち歩いています。
メモ帳を出すのがおっくうなときはスマホのメモ機能を使うことも多いです。
ただその活用法についてはまだまだ伸びしろがあると思い、こちらの本を手に取りました。
『メモをとれば財産になる』では、主に「ツェッテルカステン」と呼ばれるメモ術について紹介されています。
これは、ドイツ語で「ツェッテル(カードや紙)」「カステン(箱)」という意味の言葉です。
単なる記録にとどまらず、メモを分類して保管することで、新たな知識やアイデアを生み出す仕組みを提案しています。
このメモ術を生み出した社会学者ニクラス・ルーマンは、30年間で58冊の本と数百本の記事を執筆しました。
その秘密は、彼がメモを単なる記録ではなく、新しい発想の源泉として活用していた点にあります。
彼の手法は、メモを独立した知識のピースに仕立て上げ、それを後で組み合わせるというものでした。
この本を読んで、メモの分類方法やデジタルツールとの組み合わせ方を見直すきっかけになりました。
また、メモをただ書き写すのではなく、自分の言葉で要約することの重要性も再確認しました。
それによって記憶に残りやすくなり、活用の幅が広がると感じます。
メモは単なる記録にとどまらず、自分の考えを磨き、新たな知識を生むための強力なツールになります。
この本を通じて、メモの可能性を再発見しました。ツェッテルカステンの手法を取り入れつつ、自分に合ったメモ術を模索していきます。
もしあなたも「メモを財産に変える」ことに興味があるなら、この一冊を手に取ってみてください。